電卓をチームで開発してみよう~1. 開発条件
当ブログ初のシリーズものです。今回のテーマは、
電卓をチームで開発してみよう
です。このシリーズは週に 1 回のペースで公開していきますので、よろしくお願いいたします。
予定は以下の通りです。
2021/01/22 (Fri): 1. 開発条件
2021/01/29 (Fri): 2. 話し合いをせずに開発するために必要な情報
2021/02/05 (Fri): 3. 開発者 1 のコーディング
2021/02/12 (Fri): 4. 開発者 2 のコーディング
2021/02/19 (Fri): 5. 動作確認とまとめ
今回は、みなさんもおなじみの電卓の設計を、次の条件下でチーム開発するという想定で考えます。
なお、設計段階がメインとなりますので、実際のコーディングについては、実装例のみ簡単に示す形となります。あらかじめご了承ください。
仕様
- 0 ~ 9 の数字、小数点、四則演算(+-×÷)、結果表示(=)のボタンがついているものを、ブラウザ上で作成します。
- 計算が行えればデザインや表示桁数は適宜決めて構いません。
- 計算結果のクリアは、画面を更新することによって代用します。
メンバー
設計者、開発者 1、開発者 2 の計 3 人とします。
役割分担と使用言語
- 開発者 1: 電卓のディスプレイ・ボタン配置を、HTML/CSS や各種フレームワークで作成します。
- 開発者 2: ディスプレイに表示する数字の内容および計算ロジックを JavaScript で作成します。
制約
普通の開発ではあり得ませんが、今回はコーディングおよび単体テスト中にメンバー同士で仕様に関する話し合いをしてはいけないこととします。
次回は話し合いをせずに開発するために必要な情報を洗い出していきます。